うちの娘は、よく癇癪を起こす。
思い通りにならないと、泣き出したり、不貞腐れたりする。
それは、小2くらいでは普通のことなのか、変わっていることなのか。
わからないけど、大人だって、疲れたりすると、むしゃくしゃするもんだ。
子どもは脳が大人ほど発達していないから、自分を客観視したり、冷静に物事を見たりすることができない。
(大人でも、できない人もいるけど)
そういうもんだと思って、娘の癇癪を見ている。
けれど、やはり、こちらもイライラしてくる。
なんでそんなことで怒るんだ、と思う。
ここで「いい加減にしなさい!」なんて叱ると、火に油になる。
できるだけ冷静に、怒りが感染しないように、荒ぶる娘と、距離をとっている。
それでも、怒りが治らないときは、怒りとか感情をとにかく認めてあげるのが大事だ。
今日の娘は、学童のお迎えが遅かったということで、帰り道からずっと不機嫌だった。
娘「なんで、もっと早く迎えにきてくれないのよ?」
私「今日は遅くても早くても、どっちでもいいって言ってたよね?」
娘「え、言ってないよ! もうすぐ、バレエ行かなきゃなのに、時間ないじゃん! YouTube見たかったのに、時間ないじゃん!」
こんなわけで、癇癪を起こし、家に帰ってもずっと泣いている娘。
確か、この間「月曜日のお迎えは早くても遅くてもいい」って、言ってたぞ、娘よ!
不合理に怒って、不機嫌オーラをばら撒く娘。
それに、怒り出しそうな私。
でも、ここで小学2年生を頭ごなしに叱っても、何もならないことは、よくわかる。
私は怒りが引いて、冷静になるまで待ち、まだぐずぐず泣いている娘に、夕飯を作りながら言った。
「お母さん、◯◯ちゃんが、今日は遅くてもいいって言ったと思って、勘違いしたんだよ。遅くてもいいと思っちゃったんだ。それに、今日はお母さん、お仕事のあと、ものすごく疲れてたから、ちょっとお家で休みたかったんだよ。ごめんね。今度からもう少し早く迎えに行けるようにするね」
すると、半べその娘が後ろから抱きしめて、涙を私のTシャツでふき、そのまま無言で、去っていく。
しばらくしてから、お弁当箱を持ってきて、「さっきは、ごめんなさい」とつぶやいた。
自分の怒りが理不尽だったと、わかっていたらしい。
けれど、感情が暴走して、素直になれなかった。
まずはこちらから歩み寄り、負け、というか非を認めた方が、相手は素直になりやすい。
言った・言わないは証拠がないし、たとえ証拠があっても、相手はますますムキになるだけだ。
小学生に口論で負けたくらいで、こちらのプライドなんて傷つかないし、プライドよりも、実を取るのが大事。
娘がおとなしく納得して、泣き止んでくれれば、それでいい。
無駄な口論では勝者になろうとしない。
負けるが勝ち。
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