脳科学者、中野信子さんの「努力不要論」を読んだ。
タイトルの通り、努力は不要である。
努力を美徳とする人が多い日本。
楽したり、ぐうたらしていると、非難されることも。
けれど、努力している人の脳では無意識に「自分はこんなに頑張っているのだから、ちょっとくらい悪いことをしてもよい」と考えてしまうそうです。
だから、自分に甘くなる。
ダイエットのために、努力して運動したら、自分にちょっと甘くなって、お菓子を食べてしまう現象ですね。
しかも、努力は中毒になりやすい。
努力していると、脳の中で快感物質が出るそうです。
でも、実際、努力をすれば、寝不足や疲れ、空腹で、ストレスがたまり、判断力が鈍ります。
そうなることによって、洗脳されやすく、騙されやすくなるのです。
努力すれば、「自分はこんなに努力しているのに」と思って、周囲の人間にも努力を強要しようとする、「嫌なやつ」になります。
目から鱗が落ちる、衝撃的な本でした。
努力すればなんとかなるという甘い夢を見るのは、本当にいいことなのだろうか?
努力は自分の適正(努力を努力と思わないくらい、自然にできることが才能)を伸ばしてこそ成功する。
なんでも努力すればうまくいくわけじゃない。
これからは、できるだけ努力をしない努力をしようと思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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