久しぶりに、ただ楽しむためだけに読書をしようと思って、手に取った本。
よしもとばななさん、(現在は「吉本ばなな」名で執筆されています)のエッセイ「人生のこつあれこれ2013」
吉本さんといえば、日本を代表する小説家の一人。
と言っても、私は10代のころ、彼女の代表作「TUGUMI」を読んだっきりだったけれど。
昔は、ただ純粋に小説を楽しみで読んでいたけれど、最近は、実用書が多くなってきてる。
読書=知識を得る
読むという時間と手間をかけるからには、元を取ろうとする。
それが、なんだか窮屈で、義務感にまみれていて、ここ最近、ちょっと頭がパンクしそうだった。
今回は、ただ文章を味わいたいと思って、この本を手に取った。
小説家のエッセイ集なら、ブログを書くことに役立つような、日常をドラマティックに描くスキルを学べるんじゃないかという下心もあった。
吉本さんの文章と私は相性がいいらしく、読み進めやすい。
気さくに語りかけるようで、日記のような文章。
有名小説家であれど、自分と同じ人間なのだと思わせてくれるようなものや、さすがと思えるような独特の思考法や文章もあった。
中には今後の人生でふとした時に思い出して、自分を励ましてくれるであろう言葉もたくさんあった。
反射的に考え、行動し、振り向かない。そのかわりそれで生じた痛みはみんな引き受ける覚悟をする。未来のそのときの自分が絶対なんとかしてくれると信じる。そのためには、ふだんからおのれを信じられるよう、自分をだらしなくさせるものに接しない。
それが心の断捨離だろう。
本文より
最近、盲点だった心の断捨離を進めている。
部屋が片付いても、心の中がごちゃごちゃでは、意味がない。
自分の思考の癖や固定概念で溜まった垢を落とす。
その時、自分が本当に求めていたことに気づくことができる。
人生のあらゆるものは、私たちの教師なのだ。
そこから、何を学ぶかは、私たち次第。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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