「諦める理由をお金にしない」ということを、最近、ある本で読んで、なるほどなと思ったから、実践することにした。
どうしても欲しいものなら、多少高くても買う。
「どうしても」というところがポイント。
安いから、流行ってるから、便利そうだから
という、ふわっとした理由で、値段以上に価値のあると思えないものは買わない。
私は小学生から守銭奴で、貯金箱がだんだん重くなっていくのが好きという、変人。
そんなに困窮しているわけじゃないけど、「そんなことに使うなんて、もったいない」という、ドケチ根性があります。
最近は「お金はあの世には持っていけない」という考え方に達し、体験や思い出には、お金をちゃんと使えるようになってきた。
でも、まだ「ユニクロは高い」「外食は高い」と思ってる人間。
古着でいいじゃん、作った方が安くて美味しいじゃん、と思ってしまう。
使う時には使う。
お金は使ってこそ価値があるもの。
「諦める理由をお金にしない」は、自分の人生を豊かにするための考え方。
大切な人との外食なら、思い出のためにお金も払う。
本当に欲しいと思ったものなら、機能に見合わない物でも、お金を払う。
妥協して安いものを買った時、それを使う度に「自分はこの程度の人間だ」ということを思い知らされるから。
もちろん、不必要に高額なものを買うことは推奨していない。
自分の価値観と一致したものなら、多少高くても、それは買う価値があるということ。
今回、新しく買ったのは財布。
前の財布は、「いい財布を使えば金持ちになる」的なジンクスが流行った時に買ったもの。
「だいたい、これくらいの金額が妥当かな?」と思いながら、東急ハンズで適当に選んだ、メンズライクの本革財布。
まず、その時点から、思い入れがあんまりない。
それでも、使い勝手はよく、10年近く使ったので、クタクタ。ご苦労様でした、って感じ。
こんまりさん風に言えば、もう「ときめかない」。
なので、そろそろ買い替えだなと思っていました。
だいたいのものは中古で済ませる私でしたから、財布すらも中古でいいと思い、近所のリサイクルショップへ行くたびに、財布コーナーをチェックしていました。
手頃で欲しいと思うものがなく、数ヶ月過ぎた先日、ついに心から「欲しい」と思う財布に遭遇。
某女子向けブランドが昔発売した、某キャラクターとのコラボデザインの財布。
ほぼ一目惚れに近い形で、「欲しい!」と強く思いました。
めちゃくちゃ高いわけじゃないけど、出せない額じゃない。
想定予算より、倍ほどオーバーしていました。
ドケチブレーキがかかりそうだった。
でも、欲しいという気持ちが買った。
財布は、毎日何度も触るもの。
見る度、触れる度にときめくものがいい。
もう発売していない品なので、もうこれは運命と思って、購入を決意しました。
それから、主観ですが、なんとなくいいこと続きです。
財布は出かける時はほぼ持ち歩くので、お守りのように一緒。
触る度、見る度にときめきます。
大切にしたいと思います。
そのおかげかもしれません。
子育て、夫婦関係、友人関係、仕事関係、良好です。
ものを選ぶこと、ものを所有することの、無意識的な影響を感じる出来事でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よかったら、ポチッとお願いします。