芸能人ゴシップには興味はないけれど、歴史には興味があります。
昔の人たちは人生とか命とか賭けて、国や政治を動かしてきたわけで、壮大なドラマがあり、物語としてはもちろん楽しめ、そこからは多くの教訓を得ることができるからです。
「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」byドイツ首相ビスマルク
は好きな言葉の一つ。
学生時代はそれほど歴史の授業に興味が持てなかったのですが、今は自分から歴史の勉強をしています。勉強というよりは、趣味で本を読んだり調べたりしています。
私が歴史に興味を持つようになったきっかけは、中野京子さんの「怖い絵」シリーズ。
絵画の彼女の文章は歴史の人物や背景と絵画の関連をドラマチックに描くので、どんどん引き込まれます。
歴史の授業で名前だけしか残らなかった人物たちの人生が、個性的で人間味のある人物に見え、こんなに歴史って、面白いんだ!と思いました。
それから、歴史解説系YouTubeのにハマったり、そこから関連書籍を読んだりしています。
私の読書傾向は、科学、心理学、哲学、料理など、気分に合わせて変えているのですが、何か人間関係でもやっとしたり、嫌なことがあった時こそ、歴史の本を読むべきだと思いました。
生きるか死ぬかの世界で生きていく人生に比べれば、自分の悩みなんてちっぽけなもの。自分の人生は何て平和で恵まれているのだろうと実感できるからです。
そして、歴史を学ぶ利点は、客観的視点で物事を見ることができるということ。
今さえ良ければよい、自分さえ良ければよいという考えから、地球の中の長い歴史の中の自分という、俯瞰した視点で物事を見ることができるようになります。
どんなに、自分に固執したって、地球や長い歴史から見れば、自分はほんのちっぽけな存在なのです。
だから、人生の中で起きるほとんどのことが、ちっぽけなことと思え、もっと長期的な視点に立てるようになります。
歴史という特効薬は、悩んだ時にとても有効です。
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