今日はお気に入りの雑貨屋さんへ行くと決めていた。
とくに買うものはないけれど、併設されているカフェで一人でお茶をする予定だった。
その雑貨屋さんは、田舎の街にあるおしゃれの発信源みたいなお店で、洒落た雑貨や衣料品インテリアをたくさん取り扱っている。
カフェも併設されていて、とても居心地がいい。
本を読みながら、コーヒーを飲んで、ゆっくり過ごしてから、店内を見てまわった。
よく考えられて作られた家具を見たり、このお皿なら、こういう料理をのせたいなんて、妄想しながら。
衣料品コーナーでトルソーが着ていたワンピースが、とてもすてきだった。
ダスティなピンク色で、涼しげだ。
あんまりモノを欲しいと思わない私だけれど、この雑貨屋さんは欲しいと思わせるのが上手い。
多分、店の雰囲気もあるし、チョイスもある。
ダスティカラーは似合わないってわかっていたけれど、手にとって、鏡に合わせてみる。
なんだか、合う気がする。
セールで20%offなのが、背中を押してくる。
店員に声をかけ、試着する。
試着してよかった。
やっぱり、このダスティカラーは似合わない。
私のよく焼けた肌には、縄文人っぽくなる。
試着の大事さと、自分にはダスティカラーがやっぱり似合わないということが、わかった。
自分には、明るいスプリングカラーがいい。
この素敵なワンピースは、きっと誰かがすてきに着こなしてくれる。
そう思いながら、お店を後にした。
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